冬に元気な植物たち vol.1
寒さが厳しい季節、どうしても寂しくなりがちな冬のお庭ですが、この寒さの中、元気にお庭を彩ってくれる植物たちをご紹介します。
こちらは北側の花壇ですが、土が見えないほど茂っています。
中央のひときわ元気なすらっとした細長い葉の植物は、定番のヤブラン。こちらは白の斑入り。
ヤブランは非常に乾燥に強く、日陰にも強い常緑性の多年草です。
ほぼ一年中同じ草姿を保ち、丈夫で手間のかからない植物です。
8月から10月には長い穂を伸ばして、青紫から白色の花を咲かせます。
左端のシルバーグリーンの元気な植物は、ロータス・ヒルスタス'ブリムストーン'。
ブリムストーンは冬だけでなく、一年中きれいな姿を見せてくれます。
葉茎は細かい毛が密集しているためシルバーグリーンに見え、新葉はクリームイエローの明るい葉色をしており、枝先から変化する葉色のグラデーションが美しいリーフプランツです。
マメ科の常緑性亜低木(根元が木質、先が草質になる樹高のごく低い木)で、美しい葉色を楽しむブリムストーンですが、初夏には白色の小さな花を咲かせます。
右端の斑入りの長楕円形の光沢のある葉を持つ植物は、斑入りヤブコウジ。
日陰や寒さに強く、成長はさほど早くありませんが、地下茎によって横に広がるので、日陰のグランドカバーに向いています。
植え替えをご提案した花壇には、ご紹介したヤブラン、プリムストーン、ヤブコウジはもちろん、色とりどりのカラーリーフで人気のヒューケラや、春から初夏にかけてレースのような白い繊細な花を咲かせるオルラヤも配置して、一年中楽しめる花壇になりました。